二日間神戸に
木の家’耐震改修 大勉強会in神戸に我が事務所全員で参加しました。この催しは住宅の専門家である工務店、設計士、林業、行政の関係者が一同に会し、地震対策は住宅の耐震化にあるという認識のもとで勉強しようと言うものです。
養老孟司議長、総理大臣菅直人の住宅耐震化加速元年へのコメントで始まり、国土交通大臣の代読を市村政務官、矢田神戸市長のご挨拶があり、基調演説は「活動期に入った地震列島」と題し国際高等研究所の尾池さん、木の文化と環境防災デザイン都市を震災から16年改めて木の文化の意味と価値を神戸芸術工科大学学長・神戸市統括監の齋木さん、日本建築士連合会会長の藤本昌也さん、木の家・木のデザインと題して建築家の竹原義二さん、建築家の益子義弘さん等、蒼々たる方々の木の家の大切さ、耐震の重大さ、これからどうすべきかのキーワードを頂き午前中の講演が終わりました。
午後からは5つの分科会(いかにしたら住宅耐震化は進むか?、実践的耐震改修方法、耐震改修の事例、木の家耐震化の課題と問題点と展望、大地震と分散型エネルギーを考える、森林林業再生プラン、人工林資源の熟成と出口戦略等々)に分かれ沢山の建築家、研究者、行政、企業等々、素晴らしい方々の議論を聞くことが出来ました。最後に集まった1000余名で「阪神淡路大震災16年目の千人宣言」として議長代理の天野礼子さんがアピール発表し皆さんの拍手で承認されました。
そしてフィナーレは鎮魂のチェロとピアノ、インスタレーションアートで閉会となり自己に課せられた職能を十分発揮して地震などの災害に強い建築づくりを目指そうと.....。内容の濃い実りある講演会だったと思います。
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